
本日は、先日夫婦墓の追加文字彫刻を承ったお客様の墓地の巻石の修復工事です。
綺麗に4隅がずれていました。
恐らく角をL字金具などで止めていないのだろうと予測していましたがその通りでした。
当社も20年以上前(だったはずです)はL字金具で留めていなかった為、同様になっているケースもあり、その度に無償修理(あたりまえですが)に伺っていたとのことです。

巻石を三脚で吊り上げ移動し、下地をコンクリートで補強した後巻石を据え付け、L字金具で巻石と下地のコンクリートの3点で留めます。更に金具をコンクリートで抱き、強化して万全にします。

巻石が苔と砂などで汚れていましたのでクリーニングもサービスでさせて頂きました。
この巻石は鏡面磨きではなく切削仕上げ(研磨をかける前の表面が粗い状態)でした。鏡面磨きであればブラッシングやスクレーパーで簡単に汚れが落ちるのですが、切削仕上げの場合は表面が凸凹していて汚れが入り込んでいる為に落としづらいです。という事で今回はハンディのダイヤモンドカッターで表面を削ってきれいにしました。
最後にブラッシングをして完了となります。