今週末、新聞に石材店のチラシが入っていました。
店舗をいくつか持っている、営業スタッフも数人抱えているうちよりも全然規模の大きな石材店です。
その中で気になる部分がありました。
大島石ランクについてです。。。
大島石極上、大島石特上、大島石特級という名前で載っていたと思います。
インターネットでもよく見るのですが、大島石はランクが本当に沢山出てきます。
恐らく石材店によってつけられているのだと思います。仕入価格の高低で決定されているのだと思いますので特に問題はないと思うのですが、他社と比べた際にお客さんとしては分かりづらいんじゃないのかなぁという事に疑問が残ります。
同じ丁場(採掘場のこと)の、同じランク(丁場が石材店に売っている時点での等級)の石材が、販売石材店によって売られる時点でランクが違っていると、分かりづらいと思います。かたや特級、かたや極上という風に表記されると困惑すると思うのですが・・・
大島石の産出元である愛媛県大島には石材を採掘する場所が複数あります。(大まかにいうと宮窪、余所国、カレイの3か所です)更に採掘する業者が数十あります。大まかにいうと、その業者から石材店や商社は仕入を行います。採掘場所によって採れる石の質も違うため、例えば採掘業者が一等という等級をつけて販売したとしても、採掘業者毎で石の質は若干異なり、金額にも差が出ます。
因みに採掘業者が付ける基本的な等級は、
・特級、・一等、・二割、・カレイ、・二等とあります。
(この詳細の説明は省きます)
そしてその石を仕入れる業者は複数の採掘業者から仕入れる為、その仕入金額を基に等級を決定しますので、仕入れる時は同じ一等材でも、仕入れる業者数の違いによって大きく等級が異なってくる場合もあります。
・・・何が言いたいかと言いますと、大島石墓石の見積もりを取る際は、採掘業者、仕入時の等級を聞いておくのがいいのではないかと。
そうすれば他の石材店で同じ石での見積もりを取る事が出来て、金額についても納得できるのではないかと思います。