
期日の迫っていた現場もひと段落しましたので、本日は溜まっていた文字彫刻のご依頼の為の棹石、墓誌の回収に回りました。
今日は4件。1件目は文字彫刻をした墓誌の据え付けです。墓地は当家の裏山の見晴らしの良い場所です。
敷地内に紅葉の木もあり、画像の様に見事に紅葉していました。

無事据え付け完了です。墓地周辺の木々も手入れされていて日当たりも良く本当に良い環境です。
お墓、巻石含めて全て自社加工の物です。
今は基本的には中国加工となっているのですが、10年程前までは自社加工を何とかしていました。
こちらはアメリカのAGEという石種です。

蓮華だけは岡山の役物専門の彫刻師に依頼していました。
蓮華の花びらの反りと先の鋭さが技術の現れです。
現在の中国加工の蓮華加工に比べて存在感があります。



その後2件の墓地に伺い、棹石と墓誌の回収をさせて頂きました。
そして最後は墓じまいの為の墓石の撤去です。先日お主根抜きとお骨上げをしてありますので、解体に入ります。
当社で据え付けたお墓ではないのでどの様な施工方法なのか勉強にもなります。
石材は三原市大和町の大草石らしいです。白手の石に細かなサビ色が混ざっているのが特徴の石です。昭和50年くらいまでは土地土地のローカルな石材を使用していました。それが今では世界各国からの石を使用できるようになり・・・変わるものです。
カロート部分はブロックを積んで作ってありました。昔はこの様なブロック積みや井戸輪を使用してのカロートが多かった様です。
今日はこの後回収した棹石と墓誌の洗浄をして終了です。
まだ回収に伺えていない墓地もありますので今後伺うことになります。
昔から営んでいる石屋なので、墓誌の彫刻追加等のお仕事も多くお声がけいただいています。代々私どもにお声がけを頂いて本当にありがたい限りです。
これからもお客様とよりよい関係づくりが出来るよう、精進してまいります。