本日は世羅町川尻地区に伺い、先日セメントノロづけが剥がれたため据え付け直した玉垣石の目地コーキングとクリーニングを行いました。
玉垣石の部材の各面の角度は90度なのですが、加工精度にも差があって全てが90度というわけではなく、多少の誤差がある場合もあります。
そうなると部材同士の繋ぎ目に隙間が出来てしまい、誤差の大きさによっては少し目立ってしまいます。今回修復の玉垣も数か所その様な部分がありましたので、コーキングする事で化粧効果と防水効果、また隙間を分かりづらくするという効果も得ます。
こちらの墓地は他社の石屋さんが施工されたものですので何とも言えませんが、、基本的には当社では据え付け前に工場で検品を行い、誤差の大きい場合は切削などして調整をするか、部材の取り換えを行います。
最終の画像を撮り忘れたのですが、外柵全体の苔を洗浄して取り除き、布で綺麗に拭き取って終了しました。苔はブラシで水洗いして取れたようでも、乾くと取れていない事に気づくこともありますので、タオルなどで拭きとると綺麗に取り除けます。(高圧洗浄機であれば綺麗に取れるはずですが)
墓誌の下駄の部分もボンド付けがされていませんでしたので、耐震ボンドを付けておきました。
明日はこちらに墓誌を据え付ける予定です。
左がビフォア、右がアフターです。