芝台はお墓の一番下にある部材です。
この部材はお墓本体というわけではなく、付属部材です。(外柵として表現される場合もあります)なので基本的には無くてもあってもお墓としては問題ありません。また芝台だけをお墓本体とは違う部材にされる事も多々あります。
芝台を付けると必要面積が増えますので都市部などの区画の小さな墓地の場合だと、芝台を省く事で省スペース化にも繋がります。
さて、芝台が何のためにあるかという事に関しては、本来はお墓本体の土の汚れを防いだり、あとは高さも出すためにあります。
土の汚れに関しては、特に山沿いにある墓地の場合、落ち葉による灰汁染みや雨による土の跳ね返りで汚れたりする事が多いので、芝台の意味は相当にあると思います。
また、カロート(納骨室)を大きくとると、その上に乗る部材はカロートよりも大きくなる必要がある為、現実的に芝台が必要になるという事が多いです。
例えば芝台を無しにすると、カロートの大きさは下台の大きさ以上にはできませんので、9寸墓石で下台の大きさが大体65センチくらいになります。芝台を付けると大体90センチくらい位になりますので、カローとはその大きさ以上にはできません。今後のご家族様の事をお考えになり、カロートの大きさを考えられるとよいかと思います。