地下納骨室を見てみると、竹の根や木の根が出ていた、という事を相談されたり、現場で見かけることがたまにあります。
根が少しづつ太くなったりすると、骨壺を動かしたり倒したりする事にもつながりますので、基本的には出ている根は切るようにしています。
また、最近知り合いから聞いた話では、お墓の隣にあった小さな木が年数が経って大きくなり、根がお墓の下に潜り込んでしまいお墓が少し傾いているそうです。
お墓を建てるときには小さくて何とも思わないのは仕方がありませんが、石材店としてはその先の可能性も気にしてアドバイスをする必要があると思います。
竹の場合はとにかく密生しますので、特に山の墓地の場合、周囲に竹があると、今後、竹林の様になる可能性もありますので気にする必要があります。
墓地造成の様に本来の地面よりも地上げをして墓地を造る際はまだ良いかもしれません。
もし、納骨室の中に竹の根が生えていてそれを防ぎたいとなると、防草真砂土の施工をお勧めします。防草真砂土は固まるけれども水分は通すため、納骨室に施工してもコンクリートの様に水が溜まる事はありません。但し少し厚めに施工した方が良いと思います。そうする事で納骨室の底の部分からの根の侵入は防ぐことができるようになります。