本日は世羅町宇津戸に四ツ石芝台、墓誌の移動据え付けを行いに伺いました。
3月22日に基礎の鉄筋コンクリートの打設を行っておりました。養生シートと型枠をはずしてスタートします。
普段は芝台は一枚ものを使用するのですが、四ツ石は4つの部材を組み合わせる為それぞれの水平、直角などを確認しながら据え付けます。
一方一枚ものの芝台はその必要がなく、一発ドンで済みますが、サイズがかなり大きくなるため、特に今回の墓地の様な勾配が急な道があったりするとかなり運搬が危なくなってきます。
四ツ石の各繋ぎ目部分には、接着目的と水の侵入の防止目的でコーキングボンドを付けて据え付けます。
芝台の繋ぎ目にはステンレスのL字金具で補強をしています。
芝台据え付け後、各墓石から回収させて頂いたお骨をおさめさせていただきます。
今回は芝台の内寸に対してお骨の数が多かったため、一部を2段式にしております。基礎コンクリートを芝台よりも少し狭く作り、2段目の石を置く為の引っかかりにしています。
一段目は基礎コンクリートの底部になっています。
1800年代のお墓からあり、骨壺がいくつ出るかわからない状態で、結果的に想定よりも一つ骨壺も多くなりましたが、綺麗に納める事が出来ました。
その他、お墓は確認できなかったものの、仏壇の過去帳には載っていた方の法名などを書き写されたものも一緒に納めさせて頂いております。施主様のご先祖様に対する思いが形になったものです。
芝台を据え付け後、永代墓との間に墓誌を移動据え付けさせて頂きました。
永代墓の中心部分に揃えて据え付けさせて頂いております。
見えづらいですが、こちらの墓地で解体させて頂いたお墓については棹石部分を新規墓の後ろに並べさせていただくのですが、その台石も据え付けて終了です。
次回は墓石本体の据え付けをしていきます。