クリーニング前
クリーニング後
本日は福山市芦田町に墓誌の据え付けとお墓のクリーニングに伺いました。
今回は昭和48年建立の庵治石のお墓です。通常通り、高圧洗浄機で基本的な汚れを落とし、各部材の繋ぎ目にこびりついは水垢をスクレーパーで削ぎ落とし、全体の表面の汚れをブラシなどで落として水拭き、空拭きをして、手で撫でて汚れがついていないかを確認します。
今回に関しては古いお墓と永代墓の芝台が鏡面仕上げではない為、水垢汚れ、苔汚れが高圧洗浄機、スクレーパーでは落とす事が出来ない為、芝台の水垢はハンディポリッシャーで、古いお墓は中性の墓石用洗剤で洗って再度高圧洗浄機で落としていきます。これらの汚れは本当に落とすのが難しいので、時間と使用する機材が増えてしまいます。。。ですが、そのおかげで、100%というわけにはいきませんが落とす事が出来ました。 強い洗剤を使用する選択肢もありますが、使用する量や濃度、塗布時間などを誤ると石にダメージを与えてしまう為、基本的には高圧洗浄機の使用+スクレーパーなどでの汚れ落としを行っております。今回もどうしても落とせない汚れも出ていますが、お客様にご確認を頂き、ご要望があれば違う手段をとる予定でおります。
しかし、昭和48年のお墓であっても、表面の汚れを落とすだけで本当に艶が戻って綺麗な石目が確認できるようになります。この点で庵治石は他の石よりも艶のもちが違うと感じます。