本日は府中市河南町の墓石施工の最終工程に入ります。
既存のお墓の高圧洗浄機によるクリーニングです。
基本的な汚れは高圧洗浄機とブラシ、スクレーパーで落とす事が出来ますので、今回はその内容でのクリーニングです。
彫刻部分はしっかりと水分を飛ばして乾かしてから色を入れていきます。そうしないと塗料が石材にしっかりとついてくれません。
墓地は南向きで一見陽当たりが良さそうなのですが、丁度南向きに山があるせいで日が当たり出すのが遅いため、苔が発生しやすい環境です。
本磨き仕上げの石材であれば苔や水垢もスクレ—パーやブラシで落としきる事が出来るのですが、自然肌等の凹凸のある石材はそうはいきませんので、基本的には高圧洗浄機→ブラシで擦る→落ちない場合は苔落としや水垢落とし用洗剤を使用します。
今回はサービスで苔落とし洗剤を使用しております。水子墓等はそのおかけで綺麗に汚れが落ちました。
既存のお墓の間にあるモルタル部分にも苔がしっかりとついています。またお墓全体にうっすらと苔汚れがついている為少しくすんだ、艶の落ちたような感じに見えます。部材の繋ぎ目部分には水垢汚れがついていますのでこれはスクレーパーで落としていきます。
芝台部分の水垢汚れについては洗剤でも落としきれず、石材を傷める恐れもある為、今回の内容だとこれを限界とさせて頂いております。
それ以外の繋ぎ目の水垢汚れは綺麗に落ちて見た目もかなり変わりました。モルタル部分も苔落としした後、ひび割れなどが所持ている部分にはセメントノロを流して目地を埋めています。こういった部分からも草が生えてくるうえ、穴を広げていきますので注意が必要です。
墓誌については台石がかなり傾いているのですが、墓誌だけは真っ直ぐに調整させて頂いておきました。恐らくこれ以上は沈み込むことは無いとは思いますが。。。
お墓にも艶が戻り、青木石の綺麗な青みも出ています。
今回の工事は
・新規墓石は大島石高瀬一等材、芝台、線香蝋燭立はAG98使用
・墓地に防草真砂土施工
・地蔵墓の千戸蝋燭立をステンレス製に新調
・既存墓の花立をステンレス製に新調、水抜き穴明け加工
・墓石クリーニング
という内容でした。
既存のお墓よりも高さが出ないように調整しております。
天気が良すぎるくらい良い日が続いて仕事もし易かったですが、いきなり雨が続きそうな予報でしたので、何とかクリーニング、文字の色入れも終えられました。
有難うございました。