先日現場字彫をさせて頂いた施主様から、命日を間違って伝えていたので、彫り直しできないかとのご連絡を頂きました。
今週末に49日法要なので、急ぎ現場に。
念には念を入れて早めに工事を終わらせておいてよかったです。
まずは修正箇所の文字の色を落としていきます。そうする事で
この後のパテ埋めが石材に密着してくれます。
続いて石材補修材で埋めていきます。
1時間程度置く事で固まるので、固まった後スクレーパーで石の表面と同じ高さに削ぎ落としていきます。この補修材は色の調合も出来るので、比較的綺麗に仕上げる事が出来ると思います。
スクレーパーで削ぎ落として、表面に色を付けていった後の画像です。これでかなり目立たなくなりますが、彫刻後に仕上げをまだ行う予定です。
正しい日にちに作成し直したゴムを貼り付けていきます。
2文字から3文字への変更なので少し詰まった感じになりますが、なるべく目立たないように配置や大きさを微調整しております。
字彫後です。
完全にとは言えませんが、ほとんど前の文字跡が分からない状態に出来ました。
2文字の修復ではありますが、使う機材はいつもと同じものを使うのでむしろ準備の方が時間がかかるのですがこればかりは仕方ありません。
施主様にもご納得いただきホッとしております。
葬儀後は何かとバタバタされることも多いので、没年齢や没日等が間違えている事に気が付かれていなかったり、思い込んでしまっている場合があるのは仕方ない事でもあります。
少なくとも私たち業者側が間違える事の無いように施主様には確認をとる事を今後も徹底していきたいと思いました。